介護職員初任者研修習得に向けて!十二日目

こんにちわ! あっと!とやま 編集長すずしまです。
今回介護職員初任者研修12日目をお送り致します
講習は本日含めあと4日です!最終までカウントダウンです♪
ですが世間では、コロナ感染者数が東京、大阪と増え続け、
富山も数名感染者が出てきています。
感染予防を徹底し、最終日の試験に臨みたいです♪
そして富山県の大スター朝乃山は、なんと7月場所現在8連勝中!
この調子で頑張って!優勝だ!
それでは、12日目です。よろしくお願いします。

①入浴介助の基本

入浴の効果

血行が良くなり、新陳代謝が高まる
疲れがとれ、リラックス効果もあり、循環機能や排便機能が高まる

入浴ポイント確認

入浴は、ADL(日常生活動作)が低下した時、最初に自立出来なくなる動作である。
人によって身体機能にダメージ(転倒、のぼせ、発作などの身体の急変)を与える為、体調変化に十分注意する。
【入浴前準備】
満腹時、空腹時、発熱時の入浴は避ける。
湯の温度(40℃くらい)
浴室温度確認(血圧変動注意)

【全身状態の観察】
①皮膚の状態
褥瘡(発赤など)
紫斑、内出血
・かぶれ、発疹、湿疹
・傷(擦過傷など)
・乾燥
②手足の浮腫
③やせすぎ(栄養状態)
④関節の動き

【身体を動かす】
手足の運動してもらう

【安全性の配慮】
入浴中の転倒、やけどの防止

【入浴後】
休息、水分補給、皮膚の保湿、爪切り

・復習のための重要用語
褥瘡血液の循環障害、皮膚の湿潤、低栄養等が原因で起こる。
    運動機能の低下により寝返りが出来ない人は褥瘡予防の為、定期的な体位変換必要。
    寝衣、シーツのしわが原因でなる事もある。

引用:一般財団法人長寿社会開発センター「介護職員初任者研修テキスト3巻こころとからだのしくみ」p237~p240p321

②入浴介助の福祉用具

・浴槽用手すりー浴槽の縁を挟んで固定する手すり
・浴槽用内いすー浴槽の中に置いて浴槽に入るときの踏み台
・入浴台ー浴槽の出入りに用いる台です
・バスボードー浴槽の縁にかけ渡して使用する台
・移乗台ー板の片側を浴槽にかけ、反対側の脚部を洗い場に立てて固定する台
・入浴用いすー洗体時に使用するいす
・滑り止めマットー浴槽内に敷いて側部を滑りにくくするマット
・浴槽内昇降機ー座ったまま浴槽内を出入りすることを支援する機器
・入浴用リフトー身体を吊り上げて浴槽に出入りするリフト

引用:一般財団法人長寿社会開発センター「介護職員初任者研修テキスト3巻こころとからだのしくみ」p241~p244

③入浴介助手順

入浴介助の原則
・個人の入浴習慣や価値観を理解し介助を行う
・自立した入浴動作が可能になるよう工夫する
・楽しい入浴の支援

【浴室内で使用する物品準備】
シャワーチェアー、シャンプーリンス、石鹸、浴用タオル、タオル、バスタオル、滑り止めマット
バスボード、浴槽内いす等
【入浴後に使用する物品】
着替え、ブラシ、ドライヤー、クリーム、乳液等、綿棒、爪切り、その他(その人による)等

入浴直前の介助ポイント
・入浴に対しての医療上の制限あるかの確認
・空腹時、満腹時の入浴を避ける
・脱水を防ぐため、入浴前の水分補給
・身体、手足の動き、筋力を把握し安全に気を付ける
・体調確認
・脱衣室、浴室温度(22℃~25℃)、湯の温度(39℃~40℃)確認
・浴室に入る前に排せつすませる

入浴中の介助ポイント
・身体の動きの観察
・声かけ介助徹底
・汚れ状態観察
・全身状態・皮膚の状態観察
・湯に浸かっているときの観察

【入浴介助手順】
①体調確認、脱衣所移動
②脱衣、浴室移動
③介護者の手と利用者の健側の手で湯の温度確認してもらう
④いすに座ってもらいシャワーで身体や髪を洗います(出来る事は利用者にしてもらう)
⑤浴槽の湯に浸かる
⑥浴槽を出て上がり湯をかける
⑦脱衣所に移動し身体を拭き、着替える
⑧居室に移動し水分補給、体調確認、身体を休める
*入浴中のやり方はひとそれぞれで合わせる

洗う時のポイント
①洗う時は抹消から中枢に向かって洗う
②足は垢がたまりやすいので、足の指の間は丁寧に洗う
白癬菌(水虫の原因)に注意
③陰部は出来るだけ自分で洗ってもらう

引用:一般財団法人長寿社会開発センター「介護職員初任者研修テキスト3巻こころとからだのしくみ」p246~p250

④清拭

【清拭の仕方】
しぼったタオルでの顔の拭き方

腹部の拭き方
腹部は腸に沿って「の」を描くように!

背部・臀部の拭き方
背部を拭くときは側臥位にして行ない、腰から肩にかけて脊柱に沿って拭きます
臀部は半円を描くように拭きます
褥瘡が出来ていないか確認
清拭することで血行が促される

引用:一般財団法人長寿社会開発センター「介護職員初任者研修テキスト3巻こころとからだのしくみ」p262~p264

⑤蒸しタオルでの清拭実技

要介護4 右片麻痺 2月下旬を想定し ベッドの上で蒸しタオルで清拭の実技

【蒸しタオル手順】
①蒸しタオルを身体に当て、ビニールでくるむ
②ビニールの上からバスタオルで巻く
③マッサージやだんらんをして、しばらく時間を置く
④中のビニールと蒸しタオルを外しながら、身体冷えないようにバスタオルで包んでいく
⑤バスタオルで水分をふき取る

温かい蒸しタオルを冷まさない事や利用者さんの身体を冷やさない事に気を使う事が大変だったが、
実際されている方は気持ち良いと思うので自分で今度試してみようと思った

皆で実技をしながら留意点を出し合いました

⑥足浴介助実技

要介護4 右片麻痺の方を想定し椅子に座っての足浴介助実技

要介護2 右片麻痺の方を想定しベッドで端座位に座っての足浴介助実技

要介護4 右片麻痺 両膝を立てる事が保持出来ない方を想定しベッドで仰臥位での足浴介助実技

すべて皆で順番に実技をし、確認しあいながら留意点を出し合いました

本日のまとめ

本日は足浴、手浴の実技中心に講習行いました

足浴の実技では、片麻痺の方が浮足であると言う事も考えなければ転倒に繋がると言う事も学んだ

実際に利用者さん役をやってみて初めて相手の不便さに気づくので、相手の身になって考える事は大事である。

入浴は、食事、排せつと同じように健康な生活を送る上で大切な事なのでしっかり学んでおきたい事だ。

入浴介助講習の余談として「なぜ、温泉のお部屋には茶菓子がおいてあるか知っていますか?」と質問があった。

こんなの私のような商売人の発想だと「美味しかったら帰り売店でお土産として買ってくれるだろう」と試食品の感じだが、

実際は、お風呂に入ると血行促進、新陳代謝が高まり、血糖値を下げる効果があるため、

空腹時の入浴は貧血や低血糖に気を付けなければならない。

その為、お菓子で空腹を満たして「血糖値」を上げる為だそうだ。

それに水分補給をしておかないと脱水症状にもつながる為、お茶が用意されているそうだ。

緑茶にはビタミンCが含まれ、湯あたり防止効果があり、

他にも緑茶に含まれるカテキンにも血液サラサラ効果があるとされている。

茶菓子にこんなに考えられた「おもてなしの心」があったのかと本当に勉強になった

このような雑学ももっともっとインプットしアウトプットして、

このサイトを見られてる方がどうやったら楽しめるか考えて発信していきたい!

次回13日目です。残り3日! 応援よろしくお願いします。

 

 

 

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です